交通事故による高次脳機能障害
雨天時に高速道路走行中、スピンしてしまい、100キロ以上の速度で、ガードレールに激突した。意識を失い、救急搬送された。なんとか一命を取り留めた。意識を取り戻した時には、何事もなかった様に思われたが、月日が経つにつれ、記憶に障害が残っていることがわかった。身体にも麻痺が残ってしまったため、日常生活は非常に不自由になった。
簡単な単語でさえも、とっさに口にすることは難しくなった。簡単な計算や短期的な記憶等もできなくなり、周囲も気が付くほどであった。それまで働いていた職場への復帰もできなくなり、退職を強いられた。
ご家族の方の強力なサポートにより、日常生活をなんとか維持できている状態であった。高次脳機能障害で、精神障害者保健福祉手帳の取得がない場合は、しっかりとしたヒアリングを行わなければ、該当の等級の判断が難しい。医師への依頼文も詳細に作成し、日常生活の大変さを訴えた。
認定:遡及 障害厚生年金3級