糖尿病性慢性腎不全
糖尿病からくる慢性腎不全による障害年金の不支給決定に関する相談を今までどれだけ受けてきたことか。相談された時の言葉が皆「もっと簡単に障害年金が支給されると思った。」というものばかりだ。初診日は30年以上も前であり、そのころから糖尿病との診断をされ継続的に治療をされていたとのことであった。その後、病状が悪化し慢性腎不全を発症し、人工透析となった。相談者には、諦めないで審査請求をしましょうと話をし、審査請求で認定を取れる様に書類を作成した。結果が出るには長丁場になりますとの説明にも納得され依頼された。無事、再審査請求で2級が認められた。糖尿病性慢性腎不全についての不支給は、認定を取るには審査請求でするしかない。今の年金機構の体制に問題がないだろうか…こういった相談を頂く度に、初診日について請求者に落ち度はないのにも拘わらず、国の法律的な落ち度により不支給を平気で出すと言った姿勢に怒りを覚える。
認定:障害厚生年金2級+障害基礎年金2級