反復性うつ病

会社の代表として朝から深夜まで働き詰めていた。不況の最中、ありがたいことに仕事も多く、従業員を増員しての徹夜の作業にあたる日がほとんどであった。次第に疲れが身体に残る様になり、気力、意欲が無くなっていき、会社の仕事もまともにできなくなっていった。丁度その頃、従業員の資金の使い込みが発覚。一番信頼を置いていた人からの裏切りに人間不信に陥った。その後、気分の落ち込みは加速度的に進み、外出もできなくなり、ヘルパーに買い物を頼むといった生活となった。病院へ行くことが精一杯の状態で、家族の支援を受けながら生活をしていたが、妻からも別居を言い渡され、更に精神的に追いつめられた。希死念慮も強まり、日常生活の基本的な動作である入浴や洗顔、着替えといったこともできなくなった。生活費にも困り、障害年金の申請に至ったとのことであった。障害年金の2級決定に喜び、今後は前向きに生きていけそうですとの言葉に胸がいっぱいになった。

認定:障害厚生年金2級+障害基礎年金2